埼玉県川越市に車販売店が多いのはなぜ?

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埼玉県川越市は東京の北西に位置し、かつては城下町として栄えた歴史のある町です。
蔵作りと呼ばれる古い建築様式の土蔵や商家が立ち並ぶ町並みは今でも残っており、毎年たくさんの人が訪れる観光スポットになっています。
明治時代から続く菓子屋横丁には昔ながらの菓子屋や駄菓子屋がたくさんあり、川越市の芋けんぴは全国的にも有名です。
その他神社、お寺などの重要文化財もある川越市は都会から少し離れたどこか懐かしい雰囲気をもった町として人気があります。

そんな川越市には車販売店が多数あります。

川越市に車販売店が多いのはなぜ?

川越駅から4~5キロ以内でも約20、市内全域では78店舗もの車販売店があります。(カーセンサー調べ)
川越市の人口は約35万人、世帯数は約16万世帯です。
このうち自家用車の保有台数は107493台(2019年時点)、一家に一台と計算すると三分の二の世帯が保有していることになります。
ちなみに埼玉県の自動車保有台数一世帯あたり0.96台。
この数字は1.248台で全国1位の愛知県に次ぐ第2位です。(2018年時点)
(引用:一般社団法人 自動車検査登録情報協会 「自動車保有台数」より)
車の名産地でもない埼玉の車の保有率が高いのは、面積や人口に対して鉄道の駅が少ないことなどが要因ではないかと思われます。
車販売店が多いのも納得できますね。

たくさんの車販売店があるとメリットがあります。
それは中古車台数の数です。
新車はどこで買っても同じですが、中古車は条件が様々。
車の購入を考えている人にとって車の販売店が多いのは、実際に見て、試乗して検討できる中古車の選択肢が多いということになります。

日本列島のど真ん中を横断する関越自動車道は東京都練馬区の練馬インターチェンジから埼玉県、群馬県を経由し新潟県長岡市の長岡ジャンクションまで続きます。
川越インターはその南側に位置し、東京練馬区まで車で45分ほど。
この交通の便の良さも川越市の車販売市場を支えているのかもしれません。